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女性の人間力アップ講座【第10回】大自然の営み

女性の人間力アップ講座【第10回】大自然の営み

 

みなさんこんにちは!

6月に入り、少しづつ日常を取り戻しつつ、、前回のアップからだいぶ間が空いてしまいました(汗)

 

前回から2週間ぶりのアップですが、気を取り直して残り6回。進めていきたいと思います。

 

今回のテーマは「大自然の営み」

日常生活をしていると、ついつい視野が狭くなって近視眼的になりがちですが、自然って人間みたいに焦って動いたり、精神的に落ち込んだり、なんてことなく常に一定。

 

そんな自然の姿を見て、気づかされたり、学んだりすることってありますよね。

 

今回は森先生が、大自然から学ぶ視点を教えてくれます。

ではでは、進めていきましょう!

 


(ちょっと補足)このブログ講座は森信三先生著「女性のための修身教授録」の講義内容から抜粋して重要ポイントをお伝えしております。



おのずとすすむ大自然の営み

今年の春は例年と違い、コロナ自粛生活を余儀なくされましたが、4月初旬。

外では私たちの状況など関係なく、綺麗な桜があちこちで咲いていましたよね。

我が家のベランダから川沿いに咲き誇る桜並木が見えるのですが、部屋のベランダから
「あぁ、世間的には暗いムードになっているのに、自然・桜はそんなことは関係なく粛々と動いているんだなあ」と感慨深く思いました。


森先生も自然の営みについてこのようにおっしゃっています。
わたくしたち人間の間には怠けるということがありますが、天地自然としての天然の営みには、いささかの怠り(おこたり)もないということであります。
すなわち、われわれ人間の眼には、あるいは映らない時があるとしても、天然の営みは、こうしてわたくしたちがお話をしている間にも、黙々として行われているのであります。
今年の花の盛りが終わりますと、もうそこには早くも翌年への準備が始まっている。ということです。

終わった途端に、「はぁ、休憩。しばらくぼーっとしよ」なんて思うことなく、淡々と・粛々と次の準備が行っている。
ついつい、休憩。そして、、いつのまにか時間がたってしまっていた!なんてことがない自然の動きには頭が下がりますねぇ。。

そして、森先生のお言葉。

わたくしどもは、ただ天然の営みだけに心を向けていないで、かくいうわたくしたち自身が、それらにも勝って大いなる生命をうけて生まれ出ていることを、改めて反省しなくてはならぬと思うのであります。


はい、きました!!ちゃんと自然とわが身とを対比させて、反省しつつ向上しなくてはいけませんよ〜という森先生の愛のご指導メッセージです。


自然と人間の大きな違いは「欲」

ではでは、大自然から学ぶにあたり、ちょっと人間と自然との比較です。
植物は人間のように心がないにも関わらず物事を中断することなく粛々とやるべきことを進めることができる。反面心を持っている人間の方が、頑張る時と怠る時、張る時と緩む時があるのはそもそもなぜ??なのか。

この大きな違いは「自己に与えられたもの以外の欲を持たないから」と森先生はおっしゃっています。
たとえば山茶花は、その植えられた場所が気に入らないからと言って、あちこちと新たな場所を求めて動き回るということはありません
また菊は、自分に与えられた肥料が不十分だからといって、決して自ら養分を探し求めて、その辺りをほっつき回るということはないでしょう。
これ植物が時来れば必ず花開き、時来れば必ず実を結ぶゆえんであります。


このお言葉。みなさまどうお感じになるでしょうか〜
あれこれ自分で欲を出して動かず、じっとそこで焦らず待っていることで、おのずと時期がくれば花開く。

実際私自身の経験でもそうですね。なんとかしなきゃー!と思って焦って動いている時って、自分では何かやっている気持ちになっていても、結果としてはそんなに実を結んでいない。
というか「動かなかった方がよかったんじゃないの?」なんてことも。。ありました笑

この動植物との比較は本当に納得。やはり真理は心につきささります。

人間だからこそ持っている心の自由を活かすには

上記を見ると、人間の欲・心があるからこそ、逆に自然な動きを遮ったり、為すべきことを怠ってしまう。
だったら、心・欲がなかった方がよかったのかも。。なんて思えたりもします。

しかし動植物にない、人間にだけあるのが心・精神性。これがあるからこそ人間でもあるんですよね!!

ではこの大自然から私たちが学ぶこととは何か?

それは、
神はわれわれ人間を、迷わせんがために心を授け給うたのではなく、動植物には見られない自覚の光に照らして自らの道を知り、日々の務めを営ましめんがためでありましょう。
心の働きを与えらたということは、すなわちまた自由を与えられたということでもあり、自由を与えられたということは、またそれに対する責任を負わされたものと言わねばならぬでしょう。


少し難しい言葉が並んでいる印象ですが、人間は心によってすべての物事が大きく左右する。
この心の働きによって、よくも悪くも変化するが、これこそが動植物・自然にはない自由。

この心の自由を自分でコントロールをして、自己向上に導くのが人間として生まれた醍醐味でもある。
そのためには、自然の流れに身を任せながら、このバランスをとっていくことが大切。

視野が狭く、近視眼的にならずに、大自然にも目を向けて、そこから学ぶ意識を持ちなさいよ〜
ということを教えてくださっているんですね。


まとめ

今回のテーマ「大自然の営み」でした。
少し抽象的なテーマでしたが、私たちの心は良くも悪くも自由。その自由を活かして意識の持ちようによってはどんなことからも、学ぶことができる。
そして自然の営みに目を向けて、そこに秘められている神様のご意思を汲み取りましょう!
ということが大切だと教えてもらいました。

道端に咲いている草花からも、私たちが意識をすれば様々な役立つメッセージをつかむことができる。
神様愛されを目指していくには、このメッセージをキャッチする力はこれからどんどん磨いていく必要がありますね!

ということで、今日はこのへんで。

次回は「女性と経済」
お金の管理って女性が比較的苦手な分野でもあるかな。。と笑
お金との付き合い方をまた森先生に教えていただきまーす。

それではまた!