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想定外に遭遇した時には「人事を尽くして天命を待つ」

想定外に遭遇した時には「人事を尽くして天命を待つ」

 

想定外の状況が起こると、焦り、不安、恐怖心といった気持ちが少なからず出てきませんか。

そしてなんとかしなくては!と焦って動いて逆に深みにはまってしまったり、反面諦めや自暴自棄になって問題から逃げてしまい、さらに状況が悪化してしまう、、なんてことになる可能性が出てきます。

焦りや自暴自棄など、なぜそのような思いが出てくるかというと、それは私たち人間がすべてのことをコントロールできると思っているから。

 特に自分の力だけではどうしようもない想定外の状況が起こった時こそ、思い出してほしいのがこのことわざ「人事を尽くして天命を待つ」


人事を尽くして天命を待つとは、人間の能力でできる限りのことに全力を尽くしたら、あとは焦らずに、その結果は天の意思に任せるということ。

事の成否は人知を越えたところにあるのだから、どんな結果になろうとも悔いはないという心境のたとえ。です。

やれることは行って、あとは天に任せる。ですね。

 

では「人事を尽くして天命を待つ」ためにはどうしたらよいのか。


具体的な3ステップをご紹介しますね。


1.自分の力で変えられること、変えられないことを振り分ける

まずは現状を冷静に見て、受け止めましょう。

なんでこんな状況になるんだ、どうしたらいいんだ!と感情が必要以上に入ると、冷静に物事が見られなくなります。

なので、極めて冷静に周りで何が起こっているのか。客観的に事実を見るようにしていきましょう。

その上で、「今自分が努力できること」「自分の力ではどうしようもないこと」を振り分けます。

そして「今自分が努力してできること」を洗い出して、優先順位をつけます。この時はぜひ紙に書き出すと視覚でも確認でき、より客観的に把握できるようになるのでオススメです。


2.心配してもしょうがないことはバッサリと切り捨てる

特に社会情勢や自然災害に関してはは、いくら不安恐怖を抱えても、文句を言っても私たちの力ではどうしようもないことがあります。

それに対して、あれこれと思い悩んだり、不満を抱えてもストレスを生むだけで、まさに百害あって一利なし!

この不安や不満は、知らずに自分で自分の首を絞めてしまう自殺行為となってしまいます。

 

マタイ6章34節に「明日のことを思い煩うな」といった言葉があります。

人間いつかは死ぬ。なるようにしかならない。

そんないい意味での開き直りは逆に精神面の安定に有効ですよ。


3.最後は、、天にお任せして祈る!!

人間の力は限られている。

そんな先人たちの謙虚な気持ちから、最後は天にすべてを委ねて祈る。
といった行為・ことわざが生まれてきたのではないでしょうか。

またこの祈りは「この世の中のありとあらゆるものはすべて心が創り出している」
という量子論的観点から見ても、実は迷信だけでなく科学的でもあるんですね。

自宅に神棚や仏壇があれば、心を落ち着かせて前に座り手を合わせる。
もしなけれは日本の最高神のアマテラス様は太陽神でいらっしゃますので、お天道様(太陽)に手を合わせる。
最後は謙虚な気持ちで、すべてをお任せしていきましょう。

 

最後に

「人事を尽くして天命を待つ」

私自身、思いがけない倒産や独立など、想定外に遭遇した時に、この言葉にどれだけ助けられたかわかりません。

そして、お伝えした3つのステップを行い、窮地を乗り越えてきました。

現在、コロナウイルスが猛威を振るい、世界各国で想定外のことが起こっています。

はっきりいってこの後どのような未来が待っているのか、だれにもわかりません。

そんな中で私たちが今できることは、感染拡大を防止する行動と、目の前のことを粛々と行うこと。そして、現状を乗り越えていくために知恵をしぼること。

 

人間いつかは死ぬ。だからこそ、今を受け止めて、できることを粛々と行う。結果は天にお任せする。

そんな心持で過ごしていけば、必ず窮地は乗り越えられると信じています。