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映画『二十四の瞳』から学ぶ指導者・教育者の姿

主人公:大石先生から学ぶ4つのポイント

映画『二十四の瞳』から学ぶ指導者・教育者の姿

こんにちは。阿部浩子です。


このブログでは、「運を味方につけるヒント」をお届け!

「運を良くする」ための方法論は巷にたくさんありますが、阿部が特に大切にしているのは次の3つ👇

✅ 目に見える「現実の世界」と、目に見えない「宇宙・神様の世界」のバランスをとること

✅ 神様と仲良くなり、共同創造していくこと

自分の個性を理解し、自分とも周りとも「和合」すること

この視点を軸に、日々のブログをお届けします!😊🎉

📅 週間スケジュールはこちら!

🟠 月:職場の人間関係・人材育成に役立つ話 ←今日はココ

🟠 火:キャリアや転機に活かせるヒント 

🟠 水:健康・元気で過ごすための秘訣 

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🟠 金:おすすめの神社・歴史文化の話

🟠 土:今週の『ありがてぇ~!』ふりかえり

🟠 日:運を味方につけるいろいろ話


 📌 前半(月〜水): 日常や仕事に役立つ実践的な話

 📌 後半(木〜日): スピリチュアル・神社・マインドの話で心を整える✨

月曜日は、職場の人間関係や人材育成に役立つお話🌟

ということで、今回は映画『二十四の瞳』を題材にお届けします!


『二十四の瞳』は、昭和29年に公開された名作映画で、壺井栄さんの小説が原作。
なんと71年も前の映画なんですね~(改めてびっくり!)

物語は、瀬戸内海の小さな島で、ひとりの女性教師と12人の子どもたちが織りなすストーリー。
戦争という激動の時代の中で、先生と生徒が共に過ごした日々が描かれているんですが、

涙なくては見られない😭

そして、指導者・教育者のあるべき姿が学べる
素晴らしい映画なんですよ~


📖 今日のテーマ & ゴールはこちら👇

🎯 教育・人財育成に関わる人のあるべき姿「4つのポイント」がわかる

では、今日もさっそくいってみましょう!😊✨



あらすじ

物語は昭和3年4月4日。

1人の新人女性教師、大石久子先生が1年生12人の生徒を受け持つところから始まります。


みんな素直で純真な子どもたちですが、それぞれの家庭環境により異なる運命が待ち受けています。

そして、やがて戦争が始まり、時代の流れとともに教え子たちも戦争へと向かいます…


教え子たちが戦死し、大石先生自身も戦争で子どもを失う悲劇を経験。

生徒たちそれぞれが人生に直面しながらも、必死で生き抜きます。

そして平和が戻ったとき、再び生徒たちと再会。


二十四の瞳は少なくなってしまったけれど、

先生と生徒の永遠に失われることのない絆を再確認する。というストーリー。


この映画はDVDを購入するぐらいほんと大好きで、
最後のシーンは、何度見ても号泣です…😭


教育者・指導者が大石先生から学ぶ4つのポイント

では、この映画の主人公:大石先生から学ぶ4つのポイントを見ていきましょう!



1. 新しい風を吹き込む革新者としての姿

勤務初日、当時としては珍しい自転車に乗って学校へ出勤します。

颯爽と道を駆け抜ける大石先生の姿は、田舎では珍しく、地元の人々は「女なのに」と陰口を叩いてしまいます。

今の時代だったら、男女差別やセクハラになりそうな状況ですが、当時はこんなことが普通だったんですね。


大石先生もその陰口に悩み、母親に「こんなこと言われるのよ〜」と愚痴をこぼします。

その愚痴に対して、母親は「人の口に戸は立てられん。辛抱辛抱」と励まします。


「人の口に戸は立てられん」


本当に、昔の人のアドバイスには深い意味がありますよね。

そして、大石先生はそのアドバイスを胸に、こう思います。


「そうよね!あの子どもたちの瞳を濁してはいけない。なんと思われたっていい、がんばろう!!」


新しい環境に飛び込んだ上に、これまでの価値観を壊すような行動を取ると、陰口や否定を受けることはつきもの。

でも、それを跳ね返して前進する大石先生の姿は本当に勇気をもらえます🥹

2. 相手に踏み込みすぎない

12人の生徒には裕福な家もあれば、貧しい家もあります。

母親が亡くなり、学校をやめて大阪へ奉公に出なくてはならなくなった女生徒に対して、大石先生はあれこれと質問したり、慰めの言葉をかけたりせず、


「先生はいつも松ちゃんのことを思ってあげるよ」


と涙で送り出します。


ついつい「助けてあげたい」「慰めてあげたい」と思ってしまうことはありますよね。

でも、もしかしたらそれは、こちらの自己満足に過ぎないことも…。


相手を思いやるからこそ、あまり多くを語らず、適度な距離感を持って関わることが大切なのかもしれません。


「いつもあなたのことを思っているよ」と伝えるだけでも、心が伝わるもの

特に、奉公へ出る女生徒や裕福な家庭で困難に直面している生徒への関わり方には、深く学ばされます。


3. 表面的な慰めの言葉はかけない

家が没落しつつある女生徒が、将来の夢について作文を書いているとき、あまりの辛さにその場を飛び出してしまいます。

そのとき、大石先生はこう言います。


「先生は他に何も言いようがない。でも、泣きたい時はいつでもおいで。先生も一緒に泣いてあげる」


そして、余命わずかな女生徒のお見舞いに行った際も、「苦労をしたでしょうね…」と言い、一緒に涙を流します。


何か慰めの言葉をかけるのではなく、ただ一緒に涙を流す。

本当の共感ができる大石先生の優しさに、心から憧れます😭


4. 相手の幸せを心から願い・祈る

生徒たちが成長するにつれ、それぞれの人生が待ち受けていますが、

時代や環境が変わっても変わらないのは、大石先生の一途に生徒を思う気持ち


最後の同窓会のシーンで、1年生の時に12人で撮った写真を全員が覚えている。

そしてその写真を見て、戦争で目が見えなくなった男子生徒が、当時の思い出を語りながら涙を流す場面があるんですが…


お互いが、お互いの幸せを心から願い、祈る気持ちから生まれる絆。

それがとってもとっても伝わってきて、感動で涙腺が崩壊。

これを書きながらも、そのシーンを思い出して思わず涙涙です😭😭


まとめ


教育者・指導者が大石先生から学ぶ4つのポイントは…

  1. 革新者としての姿
  2. 相手に踏み込みすぎない関わり方
  3. 表面的慰めの言葉はかけない、本当の共感
  4. 幸せを心から願い・祈る絆

映画は古いものかもしれませんが、昔の人々の人間関係の築き方には、今でも学べることがたくさんありますよね。


さらに、この映画の魅力は美しさ!

女優・高峰秀子さんの内面の美しさがにじみ出ていて、心から惚れ惚れします。

瀬戸内海の風景も、白黒映画なのにカラーで見るより美しく感じますよ。


貧しくても一生懸命に生きる人々の姿が描かれていて、教育や指導、対人支援に携わる人はぜひ観てほしい映画です。

思いっきり泣きたいときにもおすすめですよ〜😭



🔜 明日のブログ予告!

🟠 明日、 月曜日は「職場の人間関係・人材育成に役立つ話」についてお届けします。


それでは、また明日😊