上司から仕事を依頼されたけど、とりあえず「わかりました」と仕事を受けて、後で理解していたことと全然違った。
ということや、
仕事を進める上でわからないことが出てきたけど、先輩や上司みんな忙しそうで、なかなか聞けない…
とりあえず自分で考えて進めたら、全く違って後で怒られてしまった。
なんてことはありませんか?
仕事の依頼を受けてすぐに
「わかりました!」
と伝えるのは
ちょっと待って!
その、あなたのよかれと思っている対応が、実は信頼を壊すことになっているかもしれませんよ。
わかったふりが招くリスク
この状況、実は私も社会人になりたての頃に何度も経験しました。
理由は、上司が怖かったから(笑)。
いつも忙しそうで、とても仕事のできる上司だったんですね。
「こんなこともわからないの?」と言われるのが怖くて、つい確認をためらってしまったんです。
そして、当時の私が取っていた行動はこうでした:
「とにかく『わかりました』と言って進めてみる」。
でも、いざ仕事を進めてみると、上司の意図とは全く違うアウトプットを出してしまい、
「なんでちゃんと確認しなかったんだ!」と怒られることがしばしば。。。
こうなると、信頼はどうなるでしょうか?
「わかりました」と受けたはずの仕事をやり直す羽目になる。
結果的に余計な時間がかかり、上司の評価は下がる一方。
さらに、自分の気持ちも沈みますよね。
「こんなに怒るなんて…ひどい」
「上司が厳しすぎるせいだ」と心の中で愚痴を言い始めてしまう。
でも今振り返ると、原因はシンプル。
簡単に「わかりました」と言った自分自身にあったんです。
ただ当時の私は、それに気づかず上司のせいにしていました。
完全に逆恨みです(笑)。。
素直にわからないことを聞くメリット
では、なぜ「素直にわからないことを聞く」ことが大切なのでしょうか?
素直にわからないことを聞くメリット
聞くことで、仕事の意図や具体的な進め方を理解し、ミスややり直しを防ぐことができます。
「わからない」と言うことで誠実さや素直さが伝わり、上司や先輩との信頼関係が築けます。
質問を通じて新しい知識を得たり、仕事の全体像を学ぶ機会に変わります。
「わかったふり」を卒業する3つのポイント
とはいえ、上司が怖かったり、先輩が忙しそうだったりすると、どうしても聞くのが気が引けてしまうこともありますよね。
でも、大丈夫!
これから紹介する「わかったふり」を卒業して、「素直に聞く」姿勢を身につけるための具体的な3つのポイントを意識すれば、自然に素直に聞けるようになりますよ!
1「ここまで理解しました」と伝える
まずは、自分の理解を確認することが大切です。
例えば、
「この認識であっていますか?」
「このように理解していますが、問題ありませんか?」
と伝えることで、上司も答えやすくなり、意図のズレを防ぐことができます。
自分の理解をしっかり伝えることで、相手がより具体的な指示を出しやすくなるんですね。
2質問の「型」を用意する
わからないことが出てきた時、すぐに質問できるようにフレーズを準備しておくと便利ですよ!
例えば、
「〇〇の部分が少しわからなかったので、詳しく教えていただけますか?」
「このように進めていますが、問題ありませんか?」
このようなフレーズをあらかじめ考えておくと、聞きやすくなります。
「おやっ?」と思った時が、質問するチャンス!そのタイミングで、しっかり確認するようにしましょう。
3相手のタイミングを考慮する
とはいえ、今確認したい!と思っても、上司が忙しそうな場合もありますよね。
そんな時には、
「今、お時間よろしいでしょうか?」
と一言前置きをしてから聞くことで、スムーズに質問できます。
忙しい時に断られても、めげずに「わかりました!いつお時間いただけますか?」や「お時間がある時に教えていただければ嬉しいです」と伝えると、相手に配慮が伝わり、より良い関係が築けますよ。
さらに、メールで確認する場合は、単にメールを送るだけでなく、一言「わからないことがあって、メールで送りました。お時間のある時に教えていただけますか?」と添えることで、より仕事への意欲を伝えることもできます。
最後に
松下電機(現パナソニック)の創業者である松下幸之助さんは、生涯「素直な心」を大切にされました。
「素直に聞ける人」を目指して、どんどん成長し、信頼を築いていきましょう!
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それでは、次回もお楽しみに!