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女性の人間力アップ講座【第4回】女性の強さ

女性の人間力アップ講座【第4回】女性の強さ

 

今回は「女性の強さ」について。です。


女性は弱い存在、強い存在。どちらだと思われますか?
もちろん両面を持っていますが、神話の女神様たちを見ていると、奥ゆかしい雰囲気を持ちながらも、実はめちゃくちゃ芯が強い。んですよね。
なので、私は本質的には女は強し!だと思っています。

コロナ感染問題が勃発し、これからますます女性の強さが必要となる時代に入ってきたと強く感じています。
ということで、今日は森先生から「女性の強さ」について学んでいきましょう!ポイントは3つです。

強さその1:女性の真の強さは柔らかな物腰と素直さから生まれる

女性の真の強さについて、森先生、こうおっしゃってます。

そもそも女性の真の強さとは、前にも少し申したように、実は柔順に徹することによって、はじめて生まれてくるものだと思うのです。すなわち真に柔順に徹することによって、その人の「我」がとれ、そこに初めて現れてくるようであります。
これを読むと、はぁ?柔順!?
なんでもかんでも言いなりになれってこと!?時代錯誤じゃないのー??
なんてパっと読んだ時には思えませんか。
私はそう感じて「時代が違うし。。」と最初は思ったんですが、よくよく見ると、「柔順」と書かれていて、「従順」の言葉の意味と若干違うんですよね。

大辞林 第三版の解説だと、「柔順」は性格・態度などがものやわらかで素直なことであるが、それに対して「従順」は言うことに素直に従って逆らわないことをいう。


とあります。なんでもイエス、逆らわない人ということではなく、物腰柔らかで素直。ここがポイントなんですね!

強さその2:窮地に追い込まれた時こそ立ち上がる!発破をかける!

そして、男性と女性の違いについても触れられています。


男性は、時に事業や仕事がうまくいかない時は案外しょげやすいものであります。

そのしょげ方は、あるいはあなた方女の人の想像以上であるかもしれません。

夫が落ち目に向かった時、いかなる態度に出るかによって、婦人の真価は決するといってよいでしょう。すっかりしょげ切っている夫に対して、一面からは慈しみ深い母親が、傷ついて帰ったわが子を労わる(いたわる)ように慰めつつ、しかもそれだけに溺れないで、夫に再起の覚悟を打ち立てさすよう、心からなる激励を与えなくてはならぬでしょう。
男性は案外しょげやすい。これについてどう思われますか?
私は、過去に秘書やアシスタント職をしていましたが、どれだけサポートする男性に「なに弱気になっているんですか!」「大丈夫ですよ!」と慰め・励ましの言葉をかけてきたかわかりません。なので、私は、そのとおり!!だと思うんですよね笑
スナックやクラブのママさんたちが、お酒を飲みながらリラックスした空間でビジネスマンたちの愚痴を聞いて、発破をかける。これもある意味男性の弱さを女性ならではの強さでサポートする構図かな、なんて思います。
男性の逆転人生・成功ストーリーの話の中で、窮地に追い込まれた時に奥様の叱咤激励、サポートがあったからこそ立ち上がれた。というのはよく聞く話。

窮地に追い込まれた時、ネガディブな状況をうけとめつつも、バッサリと切り返し、自分が立ち上がり・相手も立ち上がらせる。
まあ、言い方を変えるとニコニコしながら甘えたになっている男性のお尻を叩く。
これこそまさに女性ならではの強さですね!

強さその3:内面的にわが子を厳しく育てる

女性ならではの体の特徴として、男性との大きなの違いは「子どもを産み育てる」ことですよね。
そのことに関して、森先生はこのようにおっしゃっています。
女性の強さという問題に関して、最も大切なことの1つは、わが子を内面的に厳しく育て上げるということです。
内面的に厳しくとは、男子はあくまで剛健に、女子はあくまで素直に育てるということです。
  • 男子を剛健に育てるのは、非常の場合に際しても何らたじろぐことなく、わが道を生き抜くような人間をつくる
  • 女性を素直に育てるということは、平生事なき間は、よく夫に仕えて内助の功をまっとうする。しかしいざという時には雄々しく立ち上がって、子どもの教育に全力を傾ける
とあります。
女性は結婚して家に入るのが通例だった時代背景から、妻・母視点の話になっていますが、家を仕事・会社に置き換えて考えることもできます。
結局大切なのは、男女ともに、「自分で我が道を生き抜くことができる人」になる。ということ。

コロナの問題が勃発し、これまでの世の中とは一変してしまいました。お子さんだけでなく誰もがこれまでの常識や知識・スキルだけでなく、「生き抜く力」を育むことが求められてきていますよね。

最後に

今回ご紹介した森先生から学ぶ女性の強さは3つ
  1. 女性の真の強さは柔らかな物腰と素直さから生まれる
  2. 窮地に追い込まれた時こそ立ち上がる!発破をかける!
  3. 内面的にわが子を厳しく育てる
特に今のコロナの状況下では、様々な不安や心配などネガディブな要素がいっぱいありますよね。
こんな時だからこそ、私は2.窮地に追い込まれた時こそ立ち上がる!発破をかける!といった女性の強さを発揮する時だと思うんです。

人生なんとかなる!
大丈夫!
へこたれるな!
腰抜けになるな〜!!

と、落ち込んでいる旦那さまや、スタッフ、周りの人々がいたら、ニコニコとしながらばっさりと発破をかけていきましょう。
きっとネガティブ空気を切り裂き、一筋の光になると思いますよ!

ということで、今回はこのへんで。
ではでは、次回は「わが子の教育」について。子どもさんだけでなく、組織の人材育成といった視点でも見ていきたいと思います!